真夜中の奇跡

眠れない夜に…

こんにちは

こころの

シミを



一点のシミを

消すべく



数十年ぶりに

母親に会いに行った



インタホンからは

素っ気ない声が…



でも

ドアを開けて

見せたその顔は



年老いて

小さくなった

やさしい笑顔だった



予想もしていなかった

まさか

わたしが

涙するなんて



どんだけ

涙もろいんだよ

嫌になるよ



でも

それがわたしなのだ



これで

わたしのこころの中の

闇は消えた



一点の曇りもない

ピカピカのこころで



これからの人生を

生きていくんだ